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オペラの未来  新刊 これから出る本

オペラの未来

あらすじを舞台で提示するだけでなく複合体として光を当て作品の根底にある意味を明らかにする巨匠ミヒャエル・ハンペのオペラ演出論

著者 ミヒャエル ハンペ
井形 ちづる
ジャンル オペラ・音楽他
出版年月日 2017/07/03
ISBN 9784880654140
判型・ページ数 A5変・256ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 未刊・予約受付中
 

目次

はじめに
Ⅰ.オペラに未来はあるか?

Ⅱ.作品の解釈
1 モンテヴェルディの《ウリッセの帰還》 ヘンツェ版についての所見
2 モーツァルトの《後宮からの誘拐》 苦しい成熟のプロセス
3 《フィガロの結婚》に対する10 のテーゼ.
4 モーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》 幻影と現実
5 《コジ・ファン・トゥッテ》 弁証法的演劇
6 指揮者リッカルド・ムーティへの手紙 モーツァルトが削除した《コジ・ファン・トゥッテ》のアリア
7 《魔笛》についての覚え書
8 チマローザの《秘密の結婚》 ヨーロッパの啓蒙主義の作品
9 《セビリャの理髪師》に対する所見
10 《ラ・チェネレントラ》風刺のきいた夢物語
11 ロッシーニについての対談
12 《イル・トロヴァトーレ》と「現代の吟遊詩人」
13 ヴェルディの《仮面舞踏会》 歴史駅真実と演劇的真実
14 ヴェルディの《アイーダ》
15 舞台装置家ジョン・ガンターへの手紙 ヴェルディの《ファルスタッフ》
16 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》についての対談
17 オッフェンバックの《ホフマン物語》 ケルン版への道のり
18 ブリトゥンの《ねじの回転》 アンビバレンス

Ⅲ.舞台上演のための必要前提条件
1 舞台を作るのは誰か? それはどのように学ぶのか
2 舞台機構
3 オペラの字幕
4 阻害された関係
5 文化マネージメント そのチャンスとリスク

Ⅳ.劇場の歴史
1 芸術と利潤のはざまで オペラの資金調達の歴史
2 舞台美術の様式と錯覚 バロックから自然主義へ
3 ヨハン・アダム・ブライジヒ 書き割り画家・パノラマ考案者
4 移り変わる背景画
5 ドロットニングホルム劇場

Ⅴ.オペラ演出家 ミヒャエル・ハンペ
1 作品と解釈の一致(文:アンゲルス・ザイプト)
2 総監督の責任

索引

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内容説明

音楽的側面が興味の中心になっていたオペラも現在は視覚的な側面と演出が大きな部分を占め、作品の潜在的な意味を解明・提示し、新しい主観的な連想さえも付加した独自の芸術的表現として理解されることが多くなりました。それに伴い演出はもはや芸術作品の解釈にとどまらず、演出そのものが解釈される必要があります。


解釈は作品に奉仕するもの、作品を多層的かつ統合された意味連関として舞台で分かりやすく具体的に説明すること。
あらすじを舞台で提示するだけでなく、音楽、台本、場面を複合体として光を当て、作品の根底にある意味を明らかにする巨匠ミヒャエル・ハンペのオペラ演出論。

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