内容説明
元名物楽団長と素敵な仲間の楽しい日々のお話。ビギナーネタから通ネタまで、クラシック音楽を縦横無尽に語る軽妙洒脱なエッセイ。特別寄稿はオペラ歌手森麻季さん。
【著者】金山茂人(かなやま・しげひと)
1940年生まれ。国立音楽大学ヴァイオリン専攻。卒業後、東京交響楽団にヴァイオリン奏者として入団。76年代表代行、代表を経て、以後2005年2月まで楽団理事・最高顧問。2004年度北日本新聞文化功労賞受賞、2006年度渡邉暁雄音楽基金特別賞受賞。また社団法人日本演奏連盟専務理事、財団法人所沢市文化振興事業団理事・アドヴァイザーなど多数の要職に就任している。
*プロフィールは本書刊行時のものです。
【著者】金山茂人(かなやま・しげひと)
1940年生まれ。国立音楽大学ヴァイオリン専攻。卒業後、東京交響楽団にヴァイオリン奏者として入団。76年代表代行、代表を経て、以後2005年2月まで楽団理事・最高顧問。2004年度北日本新聞文化功労賞受賞、2006年度渡邉暁雄音楽基金特別賞受賞。また社団法人日本演奏連盟専務理事、財団法人所沢市文化振興事業団理事・アドヴァイザーなど多数の要職に就任している。
*プロフィールは本書刊行時のものです。
目次
第1章 だから音楽は面白い
楽団長って何する人?/グルメ派ベートーヴェン/好きこそものの、オーケストラ!?/食わず嫌いに贈るバラード/ジャジャジャジャーン!/ああ、マナー無情/サントリー音楽賞受賞の意味すること/六本木男声合唱団/縁の下の力持ち/暮れの風物詩「第九」あれこれ/外国人楽団員/「指定管理者制度」って?/子供コンサート雑感/「のだめカンタービレ」旋風
第2章 素敵な音楽家たち
「音の錬金術師」と言われた男/難病「アがる、プレッシャー症候群」/世界最長老指揮者 Maestro ASAHINA/ハンディキャップ/團 伊玖磨氏が遺したこと。/コンサート・ミストレス大谷康子/日中友好の井戸を掘り続けた無名人/大指揮者のアネクドート(逸話)
第3章 楽器楽しければ、人もまた
楽器の性格、音楽家の性格、/この不思議な天才芸術家集団の秘密!!/指揮者、天上天下唯我独尊!!/ヴァイオリン、リッチで華麗なる一族/ヴィオラ、春の日溜まりを想わせる楽器/チェロ、母なる大地、複雑怪奇な楽器群団/コントラバス、肉体労働者風芸術家たち/フルート、澄みきった無限の彼方に向かって/オーボエ、難易度一番!と認定された楽器/ファゴット、優雅で恍けた八方美人/クラリネット、複雑系合理主義者/トランペット、輝け!オーケストラの星/ホルン、愛しの楽器と地獄の道行き/トロンボーン、気品と品格が漂う楽器/テューバ、心底からゆるがす鳴動の迫力/ティンパニー、威厳と格式の奏者/ハープ、優雅でロマンチックな夢見る楽器/鍵盤楽器、オケピと呼ばれて……
第4章 音楽の旅、世界へ
東京交響楽団創立五〇周年記念ヨーロッパ公演/ザルツブルク音楽祭の思い出(1)/ザルツブルク音楽祭の思い出(2)/トルコ音楽紀行雑感/二度目の中国公演、日中文化交流の葛藤
第5章 人生の出会い
趣味人だった祖父、音楽愛好家だった父/民主主義とヴァイオリン/ヴァイオリン修業で貯金?/楽団長、誕生/クラシック音楽の未来