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文化政策と臨地まちづくり

文化政策と臨地まちづくり

「まち」を生体と捉え診断治療を施す。絶えず現場の動きから課題を見出し、課題解決策を探るまちづくり研究のあり方

著者 織田 直文 編著
ジャンル 文化とまちづくり叢書
出版年月日 2009/04/01
ISBN 9784880652184
判型・ページ数 A5・280ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

都市の衰退やコミュニティの崩壊等=病理から
「まち」を元気にする新しい提言、「臨地まちづくり」。

【著者】織田 直文(おだ・なおふみ)
1952年生まれ、京都橘大学現代ビジネス学部、都市環境デザイン学科教授。都市計画、建築計画。財団法人滋賀総合研究主任研究員、滋賀文化短期大学生活文化学科教授などを経て、2001年4月より現職。「臨地まちづくり」を提唱、フィールドワークの積み重ねによる実践研究を推進。
*プロフィールは本書刊行時のものです。

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目次

序章 文化政策とまちづくり
「文化政策」と「まちづくり」の関係
第1章 まちづくり型図書館の可能性ー滋賀県東近江市立永源寺図書館の取組から
まちづくりに貢献する図書館づくりの理念と実践系譜/まちづくり型図書館の3機能試論ほか
第2章 民間活力による市街地再生ー大阪市中央区・空堀地区における長屋再生の取組から
「からほり倶楽部」の活躍/長屋再生複合ショップ「惣」/お屋敷再生複合ショップ「練」/複合文化施設「萌」ほか
第3章 歴史的商店街の価値の創造ー京都市伏見区・伏見大手筋商店街の取組から
衰退する商店街/中心市街地活性化政策
伏見大手筋商店街の概要・大手筋文化センターひまわり/大手筋地域子育てステーションぱおぱおの家ほか
第4章 まちづくりの溜り場の意義ー京都市上京区・出町商店街の取組から
出町商店街界隈におけるまちづくり
“まちづくりの溜り場”の効果と影響 /まちづくりのゆくえ
第5章 伝統産業と生産地の再生ー京都市山科区における清水焼団地の事例分析
需給構造の崩壊と再構築/灯りイベント「陶灯路」/伝統文化・工芸振興のための政策や運動ほか
第6章 伝統的な祭りと地域コミュニティー青森県・ねぶた祭りにおける地域と観光
青森ねぶたの歴史と青森市の観光の現状/弘前ねぷた祭りとコミュニティ伝承と今後の期待/五所川原立佞武多祭りとコミュニティ
第7章 キャラクター活用によるまちづくりー全国各地の事例分析から
“ひこにゃん”大活躍/人気の秘密
滋賀県米原町(現米原市)/京都府京田辺市/滋賀県彦根市/鳥取県境港市~水木しげるロードの歴史ほか
第8章 臨地まちづくりによる教育実践ー京都橘大学の取組
「臨床の知」とまちづくり学/「臨地まちづくり学」とは何か/教育実践の試み~京都市山科区での実践例~
第9章 地域づくりコーディネーター論ー全国の事例分析から
~東京都八王子市長池地区~イベント長池ぽんぽこ祭り
終章 文化政策とまちづくりの到達点と課題

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