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岸和田市文化財団ドキュメントブック 浪切ホール 2002-2010

いま、ここから考える地域のこと 文化のこと

岸和田市文化財団ドキュメントブック 浪切ホール 2002-2010

指定管理者制度施行から9年。住民のための公共文化施設の管理・運営はどうあるべきか。今後の提言を収録したドキュメント

著者 財団法人 岸和田文化財団 編著
ジャンル 文化とまちづくり叢書
出版年月日 2012/03/23
ISBN 9784880652856
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

指定管理者制度施行から9年。住民のための、公共文化施設の管理・運営はどうあるべきか。2002年の発足から解散までの貴重な意見・事例と、今後の提言を収録したドキュメント。

岸和田市の公共文化施設「浪切ホール」。開館時から管理・運営を行ってきたのが岸和田市文化財団だ。
同財団は指定管理者の交代など、様々な要因により2012年3月での解散が決まった。
本書では同財団から見た浪切ホールの立ち上げから指定管理者の変更にいたるまでの経緯をルポ形式で紹介。外部関係者による証言と検証、さまざまな事例を踏まえた各分野の研究者による論考を交え、地域住民、施設利用者との座談会・インタービューなど受益者の声を多く収録した。

本書は今後の公共文化施設の運営における将来像を提言し、指定管理者制度のこれからを考える研究者や実務家ら関係者の必読書である。

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目次

1 ドキュメント 波切ホール2002−2010
 プロローグー波切ホールへの道
 新しい「西の岸和田」を目指してー波切ホールと財団の誕生
 独自の路線を探してー波切ホールの特徴
 発信、そして創造ー波切ホールの事業
 理想と現実の狭間でー波切ホールが抱えた問題点
 十年目の幕引きー財団の解散まで
 エピローグーさらに新しい「西の岸和田」へ
 
 イラスト「浪切ホールに行ってきました」 イラスト:椿や小梅

2 証言と検証 「最初の九年」を振り返って
 ナミキリに在る記憶ー23人、それぞれの風景
 数字で振り返る波切ホールの九年
 「文化に触れる機会をくれた」 浪切ホールを見守る市民の座談会
  佐々由佳里(ピアニスト)×中塚鞠子(詩人)×和田有美(主婦)
 「華やかさだけでは足りない」 公共ホールの運営に携わる人の座談会
  石野浩二(堺市文化振興財団)
  齋藤光國(文化律灘合同会社)
  中脇健児(伊丹市文化振興財団)
  日和 香 ( 吹田市文化振興事業団)

3 論考 いま、ここ、から考える地域のこと 文化のこと
 【指定管理者制度】公共文化施設を「管理」するということ 徳永高志
 【文化財団】地域の文化財団と自治体の文化政策 吉澤弥生
 【公共文化ホール】地域の公共文化ホールの現状と課題 
          ー波切ホールの事例を踏まえー 近藤のぞみ

4 想いをつなぐ 浪切ホールと公共文化施設の描きうる未来
 「もっと地域へ 波切ホールのこれから」
  新館長 近松健二氏(株式会社JTBコミュニケーションズ)インタビュー
 地域集権時代の文化政策をめざす「芸術営」の可能性 
 ー芸術場「波切ホール」は未来にどうすれば貢献しうるのか 小暮宣雄

編集後記

資料
 波切ホール事業一覧 2002.4〜2011.3
 平成14年度(2002年)〜平成22年度(2010年)財団法人岸和田市文化財団決算分析
 財団法人岸和田文化財団設立趣意書
 

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