内容説明
ピアソラ いかにしてタンゴの代名詞となったのか。
ファリャ 灼熱のエロスと静謐な神秘性。
ロドリーゴ 盲目の作曲家の秘曲とはなにか。
ヴィラ=ロボス 感動の最晩年ギター協奏曲。
他にもピアソラ、ホセ、アルベニス、ダウランドなどなど、 音楽評論家・渡辺和彦がラテン・クラシックの魅力を紹介する。
【著者】渡辺 和彦(わたなべ・かずひこ)
立教大学文学部卒業。音楽雑誌記者を経て、FM東京(現TOKYO FM)やNHK・FMで企画構成を担当、また解説者として出演。現在東京・中日新聞で演奏会批評、時事通信(地方紙掲載)で月評、「現代ギター」「音楽の 友」「モーストリー・クラシック」等でエッセイや批評を執筆。主著として「ヴァイオリニスト33」、「クラシック辛口ノート」(洋泉社)、「ヴァイオリン /チェロ名曲名演奏」(音楽之友社)など。
*プロフィールは本書刊行時のものです。
目次
まえがき
第一章 スペインを聴く
灼熱と静謐ファリャの音世界/ホセのソナタとCD/聴くべき作品、愛すべき駄作/ロドリーゴ のヴァイオリン協奏曲とソナタ/アルベニスとラローチャ/「スペイン組曲」「イベリア」オケ編曲/グラナドスのピアノ曲/ブリテンの「ヴァイオリン協奏曲」とスペイン内戦/F.ソル作?「ヴァイオリン協奏曲」
第二章 中南米を聴く
ヴィラ=ロボス讃/ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲/ヴィラ=ロボスの交響曲とピアノ協奏曲/ヴィラ=ロボスの実演大会を聴く/ヴィラ=ロボスのピアノ曲探索/ヒナステラとは/ポンセの室内楽と秘曲/ベネズエラの音楽と「エル・システマ」/小松亮太と日本のピアソラ受容史/懐かしくも恥ずかしい「ムード・ラテン音楽」の思ひ出
第三章 ギターとリュートを聴く
今宵一夜、ダウランドの世界に耽溺して/カークビーの歌、スティングのヴォーカル・アルバム/ジルヴィウス・L・ヴァイス探訪/NAXOSヴァイス・リュート・ソナタ全集/ヴァイスCD全集の全貌/ギターを含む室内楽、その密やかな楽しみ/C=テデスコ、ブローウェルのギター五重奏曲/「福田一家」四人の新譜/ウェーバーとシューベルトあれこれ/ブリテンのギター伴奏歌曲/ジュリアン・ブリームと現代ギター作品/ブリテン「ノクターナル」
第一章 スペインを聴く
灼熱と静謐ファリャの音世界/ホセのソナタとCD/聴くべき作品、愛すべき駄作/ロドリーゴ のヴァイオリン協奏曲とソナタ/アルベニスとラローチャ/「スペイン組曲」「イベリア」オケ編曲/グラナドスのピアノ曲/ブリテンの「ヴァイオリン協奏曲」とスペイン内戦/F.ソル作?「ヴァイオリン協奏曲」
第二章 中南米を聴く
ヴィラ=ロボス讃/ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲/ヴィラ=ロボスの交響曲とピアノ協奏曲/ヴィラ=ロボスの実演大会を聴く/ヴィラ=ロボスのピアノ曲探索/ヒナステラとは/ポンセの室内楽と秘曲/ベネズエラの音楽と「エル・システマ」/小松亮太と日本のピアソラ受容史/懐かしくも恥ずかしい「ムード・ラテン音楽」の思ひ出
第三章 ギターとリュートを聴く
今宵一夜、ダウランドの世界に耽溺して/カークビーの歌、スティングのヴォーカル・アルバム/ジルヴィウス・L・ヴァイス探訪/NAXOSヴァイス・リュート・ソナタ全集/ヴァイスCD全集の全貌/ギターを含む室内楽、その密やかな楽しみ/C=テデスコ、ブローウェルのギター五重奏曲/「福田一家」四人の新譜/ウェーバーとシューベルトあれこれ/ブリテンのギター伴奏歌曲/ジュリアン・ブリームと現代ギター作品/ブリテン「ノクターナル」