百人一首 百人の物語
百の歌に百人のドラマ!
著者 | 辻井 咲子 著 |
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ジャンル | その他 > 詩歌・俳句・川柳・短歌 |
出版年月日 | 2022/12/01 |
ISBN | 9784880655376 |
判型・ページ数 | A5並製・222ページ |
定価 | 1,870円(本体1,700円+税) |
在庫 | 在庫あり |
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内容説明
一人に一首、百の歌。百の歌に百人のドラマ!
古くて新しい物語が、またひとつ誕生した!
藤原定家からおよそ8世紀。“歌がるた” には顕れない、人間模様と人生の哀歓を、味読、愛翫ししつつ綴る新・注釈。
13世紀前半、藤原定家が京都小倉山の山荘で『百人一首』を選んで、およそ8世紀。小倉百人一首は「歌がるた」としても愛好され定着した。この間無数の注釈本が書かれ、現代でも研究書が引きも切らない。最初は絶対的だった作者の意図は考慮されなくなり、異説が出て校訂されれば定説となった。
こうして累積した先人たちの解釈に一石を投じるのが本書である。
百人一首の世界に魅せられた著者は、読み、味わい、そして読むことを繰り返した。そして「私はこれに賛成」と言いたくなる説が見つかる、そうすると人に知らせたくなる。どれも納得できずに、替わりに自説が出来上がることもある。その時も人に知ってもらいたいと思う……
素朴な熱情とも言える著者の発想は、これまで採られなかった行間に込められた詠み人の哀歓、かれらを翻弄した人間模様を現代に浮き上がらせる。
【著者】辻井 咲子(つじい・さきこ)
愛知県立刈谷高等学校・東京教育大学(現筑波大学)芸術学科卒業。埼玉県産業技術総合センター入職後、県内中小企業の新製品開発・デザイン・企業内デザイナー育成事業に携わる。丸谷才一の『後鳥羽院第二版』に感銘を受け「百人一首」の注釈書を読み始める。2006年退職後、季刊同人誌「磊」に参加。同誌に『百人一首 百人の物語』の連載を開始。
*プロフィールは本書刊行時のものです。
古くて新しい物語が、またひとつ誕生した!
藤原定家からおよそ8世紀。“歌がるた” には顕れない、人間模様と人生の哀歓を、味読、愛翫ししつつ綴る新・注釈。
13世紀前半、藤原定家が京都小倉山の山荘で『百人一首』を選んで、およそ8世紀。小倉百人一首は「歌がるた」としても愛好され定着した。この間無数の注釈本が書かれ、現代でも研究書が引きも切らない。最初は絶対的だった作者の意図は考慮されなくなり、異説が出て校訂されれば定説となった。
こうして累積した先人たちの解釈に一石を投じるのが本書である。
百人一首の世界に魅せられた著者は、読み、味わい、そして読むことを繰り返した。そして「私はこれに賛成」と言いたくなる説が見つかる、そうすると人に知らせたくなる。どれも納得できずに、替わりに自説が出来上がることもある。その時も人に知ってもらいたいと思う……
素朴な熱情とも言える著者の発想は、これまで採られなかった行間に込められた詠み人の哀歓、かれらを翻弄した人間模様を現代に浮き上がらせる。
【著者】辻井 咲子(つじい・さきこ)
愛知県立刈谷高等学校・東京教育大学(現筑波大学)芸術学科卒業。埼玉県産業技術総合センター入職後、県内中小企業の新製品開発・デザイン・企業内デザイナー育成事業に携わる。丸谷才一の『後鳥羽院第二版』に感銘を受け「百人一首」の注釈書を読み始める。2006年退職後、季刊同人誌「磊」に参加。同誌に『百人一首 百人の物語』の連載を開始。
*プロフィールは本書刊行時のものです。
目次
百首の注釈のほか、下記エピソードを掲載
エピソード1 仙人になった歌人、なりそこねた歌人
エピソード2 落語『ちはやふる』
エピソード3 歌に出世を託した歌人たち
エピソード4 父の名1・藤原敦忠
エピソード5 頼る人を間違える
エピソード6 感染症に命を奪われた貴公子たち
エピソード7 父の名2・赤染衛門
エピソード8 斎宮・斎院
エピソード9 蹴鞠に夢中になった歌人たち
エピソード10 定家の書
エピソード1 仙人になった歌人、なりそこねた歌人
エピソード2 落語『ちはやふる』
エピソード3 歌に出世を託した歌人たち
エピソード4 父の名1・藤原敦忠
エピソード5 頼る人を間違える
エピソード6 感染症に命を奪われた貴公子たち
エピソード7 父の名2・赤染衛門
エピソード8 斎宮・斎院
エピソード9 蹴鞠に夢中になった歌人たち
エピソード10 定家の書