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生命(せいめい)

科学の忘れ物

生命(せいめい)
著者 望月 清文
ジャンル その他 > 哲学
出版年月日 2023/11/24
ISBN 9784880655536
判型・ページ数 4-6並製・292ページ
定価 2,420円(本体2,200円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

ダーウィンは示さなかった。科学は解き明かせない。
40年の心の旅路を経て、人生をいかに生きるかという命題に答える著者の集大成。

それは、内なる心からの小さな声。やがて、真っ白な紙の上に落とされた一滴の墨汁が、じわじわと広がるように、私の心を支配した。若き科学者として、世界初の太平洋横断光海底ケーブル開発に貢献し、将来を嘱望されていた著者が踏み込んだ、科学では説明できない心の領域。もはや思索だけでは答えをつかむことができない。時は過ぎる……

そんなある日、雨の音を聞くともなく聞いていた時、その音が突然異質なものに変わった。その瞬間、すべてがわかった。自分の追い求めていた生きる意味が、はっきりとわかったのだ。

【著者】望月 清文(もちづき・きよふみ)
1950年生まれ。大阪大学大学院修士課程修了、KDD入社。英国サザンプトン大学客員研究員。KDD研究所にて光ファイバー通信の研究に従事。84年英国電気学会よりIEE論文賞受賞。89年より人間研究に従事。KDD総研取締役、(株)ベルシステム24取締役・総合研究所所長を経て城西国際大学経営情報学部教授(〜2012年)。工学博士。
著書に『3重構造の日本人』(NHK出版)、『生命の進化と精神の進化』(水曜社)、『素粒子の心・細胞の心・アリの心』(水曜社)ほか。
*プロフィールは本書刊行時のものです。

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目次

第1部 生命進化の謎
 ダーウィンが答えてくれなかった進化の実相。
 人間はなぜ意識や、考えるという能力を持ったのか。

第2部 人間誕生の秘密
 イメージの鋳型が形作られたことそのことが、
 人類が概念の世界を持つことになったことの証拠だった。

第3部 生命探求への科学の限界
 感じる世界は、科学が頼りにする時間と空間とを超越して規定されている。

第4部 生命の本質 ——すべてのものに心が宿る
 目に見える現象の世界には、空間の壁を越えて、
 一斉に何かが起きる現象となって現われてくる。

第5部 本当の私
 本当の私は、もう一つ、心の底に沈みこんでひっそりと存在する。

第6部 科学の忘れもの
 科学は断続平衡の現象を時間と空間とが支配する世界の中での
 因果によって解釈しようとしてきた。

第7部 人が人として生まれてきたことの意味
 生命が、どのようにして創造性をもつようになったのか。
 生命は、絶えず全体を一つに統合し、調和した世界を作ろうとする。

ジーの告白

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