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西澤潤一・人間道場  新刊

研究を経営するとは、どういうことか

西澤潤一・人間道場
著者 鈴木 壯兵衛
相沢 幸悦
ジャンル 教育
伝記
出版年月日 2024/09/13
ISBN 9784880655703
判型・ページ数 A5並製・168ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

工学界のレジェンド。半導体関連の特許保有件数は世界最多。
孤高の独創者は、どのように弟子たちを育てたか。

未だやられていない事でなければならない。
天狗になるな、自分で自分を律せよ。
きびしさはやさしさに裏付けされ、
やさしさはただしさに裏付けされていなければならない。

半導体電子工学分野で独自の半導体デバイス、pinダイオード、静電誘導トランジスタ、pnipトランジスタなどを発明し、IT社会に欠かせない基礎技術を開発。先進的、かつ独創の熱意は国内学会の反発も招いたが、業績はむしろ海外で評価された。
「独創研究をする人間は、わが国の国民を幸せにするという使命がある」「日本全体が食うためには電子工業をやらなくてはならない」との信念のもと、産学連携の先駆となった異端の科学者は、いかに弟子たちを育てあげたのか。
本書は「西澤道場」の直弟子の著者が、当時の研究指導方法を振り返り、補論ではわが国が技術立国として復権するための大学教育に欠かせない条件と道筋を提言する。

西澤 潤一(にしざわ・じゅんいち)
1926年~2018年。17代東北大学総長、半導体デバイス、光通信の開発等で多大な業績を残す。2002年、勲一等瑞宝章受勲。業績を記念し、米国電子電気学会( IEEE)JunichiNishizawaメダルが創設された。

【著者】
鈴木 壯兵衛(すずき・そうべえ)
静岡県生まれ。東北大学大学院工学研究科博士課程修了(西澤研究室)、工学博士・弁理士。「そうべえ国際特許事務所」所長、米国電子電気学会(IEEE) Life Member。1978 ~ 93 年、(財)半導体研究振興会半導体研究所主任研究員、81 ~ 86年、JTS(文部科学省)創造科学推進事業(ERATO)西澤完全結晶プロジェクトグループリーダー。主な著書に『反骨の風土が独創の力となったのか』『歴史と経済に学ぶ経営のための知的財産権』『西澤潤一の絵と魂』など。
【著者】
相沢幸悦(あいざわ・こうえつ) 
1950年秋田県生まれ。静岡大学農学部・法政大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、経済学博士。(公財)日本証券経済研究所客員研究員、埼玉大学名誉教授。(財)日本証券経済研究所主任研究員、長崎大学・埼玉大学経済学部教授、埼玉学園大学経済経営学部教授、川口短期大学客員教授を経て、現職。主な著書に『ユニバーサルバンクと金融持株会社』『よみがえる日本 帝国化するドイツ』『定常型社会の経済学』など。
*プロフィールは本書刊行時のものです。

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目次

第1部・本論 西澤潤一の研究と指導
第1章 「虎の穴」西澤道場
第2章 道場における実践
第3章 道場の研究経営戦略
第4章 道場の理念
第5章 研究と指導における愛

第2部・補論 日本経済と大学の教育・研究
第1章 日本経済の再興に向けて
第2章 経済の生命線―大学の基礎研究
第3章 経済学大学院DC 修了生の体験談

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