著者 | 山﨑 功 編著 新藤 浩伸 編著 田所 祐史 編著 飯塚 哲子 編著 |
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ジャンル | 文化とまちづくり叢書 |
出版年月日 | 2024/12/10 |
ISBN | 9784880655727 |
判型・ページ数 | A5並製・292ページ |
在庫 | 未刊・予約受付中 |
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内容説明
積み重ねられた伝統↔引き継がれる豊かさ。
暮らしのなかで人々をつなぎ、歴史と自分をつなぐ、未来を紡ぐ。
“地域文化” 文化が人間を創り、人間が文化を創るという循環的な営み。それは、その人自身の生命力の土台を形づくり、また “平和の文化” の有り様を体現するものでもあった。北海道から九州、台湾の37地域に培われた生活者の表現活動をレポート。
【執筆者・インタビュー語り手 一覧】 (50音順・氏名の後の * 印は編者)
飯塚 哲子*(いいづか・ひろこ) 東京都立大学健康福祉学部准教授
胡子 裕道(えびす・ひろみち) 地域文化研究会
大串 隆吉(おおぐし・りゅうきち) 東京都立大学名誉教授
北島 高行(きたじま・たかゆき) 大分県日田市公民館主事
草野 滋之(くさの・しげゆき) 千葉工業大学工学部教育センター特任教授
久保田 正明(くぼた・まさあき) はこべの会 事務局
佐々木 孝嘉(ささき・たかよし) 大崎市西古川地区公民館事務長兼館長補佐
佐藤 一子(さとう・かつこ) 東京大学名誉教授
四宮 嵩世(しのみや・たかよ) 元福岡県北九州市社会教育主事
新藤 浩伸*(しんどう・ひろのぶ) 東京大学大学院教育学研究科准教授
杉浦 ちなみ(すぎうら・ちなみ) 法政大学現代福祉学部講師
相馬 直美(そうま・なおみ) 地域文化研究会
武政 文彦(たけまさ・ふみひこ) 土澤アートクラフトフェア実行委員会 実行委員長
武政 美紀子(たけまさ・みきこ) 土澤アートクラフトフェア実行委員会 事務局長
田所 祐史*(たどころ・ゆうじ) 京都府立大学公共政策学部准教授
千野 陽一[故人](ちの・よういち) 東京農工大学名誉教授
福持 昌之(ふくもち・まさゆき) 京都市文化市民局文化財保護課
藤田 秀雄(ふじた・ひでお) 立正大学名誉教授
藤田 ゆり(ふじた・ゆり) 元日野町地域おこし協力隊
穂積 健児 [故人](ほづみ・けんじ) 元東京都小平市社会教育主事、社全協三多摩支部会員
堀本 暁洋(ほりもと・あきひろ) 東京大学大学院教育学研究科博士課程
松浦 敏枝(まつうら・としえ) 一般社団法人ACT石巻理事
森田 はるみ(もりた・はるみ) 北海道・置戸町立図書館
森屋 雅幸(もりや・まさゆき) 淑徳大学地域創生学部准教授
山﨑 功*(やまざき・いさお) 元東京都昭島市社会教育主事、『月刊社会教育』編集委員会
吉川 徹(よしかわ・とおる) 前多津衛民芸館長
吉村 旭輝(よしむら・てるき) 和歌山大学紀州経済史文化史研究所
林 忠賢(りん・ちゅうけん) 宮崎国際大学国際教養学部講師
*プロフィールは本書刊行時のものです。
暮らしのなかで人々をつなぎ、歴史と自分をつなぐ、未来を紡ぐ。
“地域文化” 文化が人間を創り、人間が文化を創るという循環的な営み。それは、その人自身の生命力の土台を形づくり、また “平和の文化” の有り様を体現するものでもあった。北海道から九州、台湾の37地域に培われた生活者の表現活動をレポート。
【執筆者・インタビュー語り手 一覧】 (50音順・氏名の後の * 印は編者)
飯塚 哲子*(いいづか・ひろこ) 東京都立大学健康福祉学部准教授
胡子 裕道(えびす・ひろみち) 地域文化研究会
大串 隆吉(おおぐし・りゅうきち) 東京都立大学名誉教授
北島 高行(きたじま・たかゆき) 大分県日田市公民館主事
草野 滋之(くさの・しげゆき) 千葉工業大学工学部教育センター特任教授
久保田 正明(くぼた・まさあき) はこべの会 事務局
佐々木 孝嘉(ささき・たかよし) 大崎市西古川地区公民館事務長兼館長補佐
佐藤 一子(さとう・かつこ) 東京大学名誉教授
四宮 嵩世(しのみや・たかよ) 元福岡県北九州市社会教育主事
新藤 浩伸*(しんどう・ひろのぶ) 東京大学大学院教育学研究科准教授
杉浦 ちなみ(すぎうら・ちなみ) 法政大学現代福祉学部講師
相馬 直美(そうま・なおみ) 地域文化研究会
武政 文彦(たけまさ・ふみひこ) 土澤アートクラフトフェア実行委員会 実行委員長
武政 美紀子(たけまさ・みきこ) 土澤アートクラフトフェア実行委員会 事務局長
田所 祐史*(たどころ・ゆうじ) 京都府立大学公共政策学部准教授
千野 陽一[故人](ちの・よういち) 東京農工大学名誉教授
福持 昌之(ふくもち・まさゆき) 京都市文化市民局文化財保護課
藤田 秀雄(ふじた・ひでお) 立正大学名誉教授
藤田 ゆり(ふじた・ゆり) 元日野町地域おこし協力隊
穂積 健児 [故人](ほづみ・けんじ) 元東京都小平市社会教育主事、社全協三多摩支部会員
堀本 暁洋(ほりもと・あきひろ) 東京大学大学院教育学研究科博士課程
松浦 敏枝(まつうら・としえ) 一般社団法人ACT石巻理事
森田 はるみ(もりた・はるみ) 北海道・置戸町立図書館
森屋 雅幸(もりや・まさゆき) 淑徳大学地域創生学部准教授
山﨑 功*(やまざき・いさお) 元東京都昭島市社会教育主事、『月刊社会教育』編集委員会
吉川 徹(よしかわ・とおる) 前多津衛民芸館長
吉村 旭輝(よしむら・てるき) 和歌山大学紀州経済史文化史研究所
林 忠賢(りん・ちゅうけん) 宮崎国際大学国際教養学部講師
*プロフィールは本書刊行時のものです。
目次
はじめに
序にかえて 地域文化の歴史と現在をたどる旅路(草野 滋之)
1章 祈りを捧げる、生なりわい業をつくる
1 東宮城・白石市民春祭り―甲冑づくりと武者行列
2 東京昭島市・拝島の榊祭―夜中の祭とご神体の巡行
3 土佐和紙の里―高知県吾川郡いの町
4 小倉織の再生と創造― 染織工房主宰 築城則子氏
5 夜逃げの村から、年間120万人が訪れる町に―綾町の自治と自然・本物の文化
6 ユネスコ文化遺産・細川和紙―埼玉県・小川町
7 地域文化と社会教育―地域課題への挑戦から誕生した「オケクラフト」のこと
8 インタビュー 村の古さの克服をめざす若者たち―千野 陽一さん(東京農工大学名誉教授、元長野県中野市社会教育主事)
2章 人をつなぐ、世代をつなぐ
1 集落の絆を育み、受け継がれる郷土芸能―埼玉県秩父郡・小鹿野歌舞伎の伝承
2 人形芝居を次世代につなぐ―神奈川県厚木市(重要無形民族文化財)
3 地域とプロがともに支える人形浄瑠璃の継承―淡路人形座の取り組みを中心に
4 岐阜県・郡上おどり―人から人へ、地域で共に
5 都心に響く歌舞伎の声―東京都中央区・新富座こども歌舞伎
6 生きた文化の担い手たち―秋田県・男鹿のナマハゲ
7 埼玉県三芳町・竹間沢車人形―まちで受け継ぐ地域の伝統芸能
8 食で地域を結ぶ―滋賀県日野町・伝統料理の継承
9 インタビュー 若者と語り合うことからはじめる―藤田 秀雄さん(立正大学名誉教授)
3章 集いの空間をつくる
1 芝居小屋のあゆみと現代的再生若狭・小浜の旭座―文化的空間をつくる
2 地域に愛された学校―山梨県都留市・旧尾県学校
3 「白磁の人」から白磁の里へ―長崎県波佐見町白磁の里の公会堂保存
4 新「新しき村」という希望―民芸館の29年
5 映画「虹をつかむ男」から復活した地域劇場―徳島県美馬市脇町・脇町劇場(オデオン座)
6 酒工場から文化拠点への転身―台湾台北・華山1914文化創意産業園区
7 「戦没画学生慰霊美術館 無言館」を訪ね歩いて
8 インタビュー 暮らしの問題として文化をとらえる―吉川 徹さん(元多津衛民芸館長)
4章 文化を支え、地域をつくる仕事
1 芸術文化で感性を育む―北九州市での取り組みから
2 地域文化創造の現場から―公民館職員の仕事
3 東日本大震災直後の地域を支えた文化活動―石巻市での試み
4 地域文化を次の世代へ―先人の思いを子どもたちへつなぐ
5 現代文化で地域を盛り上げる―プラモが仲間をつなぐ
6 地域活動としての無形民俗文化財―「生涯学習時代のボランティア」再考
7 インタビュー ひとりぼっちをなくそう―穂積 健児さん(元東京都小平市社会教育主事、社全協三多摩支部会員)
5章 暮らしから生まれる表現活動
1 地域にささやかな文化の循環を‼―神奈川県足柄上郡松田町の「児童文化の会ゆうゆう」を訪ねて
2 生活に根ざした短歌表現の世界―短歌結社「まひる野」と連載「働くものの短歌」
3 音楽によるまちづくりの軌跡―「音楽のまち・ふなばし千人の音楽祭」の魅力と歴史的背景
4 わが暮らしを見つめ、わが郷土を考えるための仲間の雑誌―長野県松川町・月刊「はこべ」
5 「うたごえ喫茶」の歴史と「表現空間」としての意義―共に歌い合う文化の創造を求めて
6 ほころぶ日常の中で再び音楽に出合う―石巻での対話から
7 コロナ禍のアマチュアオーケストラ―Orchestra Failte のあゆみ
8 アートのまちに生きる―岩手県花巻市東和町・土澤アートクラフトフェア
9 インタビュー 生活者の表現活動を支える―山﨑 功さん(元東京都昭島市社会教育主事、『月刊社会教育』編集委員会)
6章 暮らしのなかの表現空間
1 地域文化の継承をめぐる課題と可能性(吉村 旭輝)
2 暮らしのなかの表現空間(新藤 浩伸)
おわりに
謝辞
執筆者・インタビュー語り手一覧
序にかえて 地域文化の歴史と現在をたどる旅路(草野 滋之)
1章 祈りを捧げる、生なりわい業をつくる
1 東宮城・白石市民春祭り―甲冑づくりと武者行列
2 東京昭島市・拝島の榊祭―夜中の祭とご神体の巡行
3 土佐和紙の里―高知県吾川郡いの町
4 小倉織の再生と創造― 染織工房主宰 築城則子氏
5 夜逃げの村から、年間120万人が訪れる町に―綾町の自治と自然・本物の文化
6 ユネスコ文化遺産・細川和紙―埼玉県・小川町
7 地域文化と社会教育―地域課題への挑戦から誕生した「オケクラフト」のこと
8 インタビュー 村の古さの克服をめざす若者たち―千野 陽一さん(東京農工大学名誉教授、元長野県中野市社会教育主事)
2章 人をつなぐ、世代をつなぐ
1 集落の絆を育み、受け継がれる郷土芸能―埼玉県秩父郡・小鹿野歌舞伎の伝承
2 人形芝居を次世代につなぐ―神奈川県厚木市(重要無形民族文化財)
3 地域とプロがともに支える人形浄瑠璃の継承―淡路人形座の取り組みを中心に
4 岐阜県・郡上おどり―人から人へ、地域で共に
5 都心に響く歌舞伎の声―東京都中央区・新富座こども歌舞伎
6 生きた文化の担い手たち―秋田県・男鹿のナマハゲ
7 埼玉県三芳町・竹間沢車人形―まちで受け継ぐ地域の伝統芸能
8 食で地域を結ぶ―滋賀県日野町・伝統料理の継承
9 インタビュー 若者と語り合うことからはじめる―藤田 秀雄さん(立正大学名誉教授)
3章 集いの空間をつくる
1 芝居小屋のあゆみと現代的再生若狭・小浜の旭座―文化的空間をつくる
2 地域に愛された学校―山梨県都留市・旧尾県学校
3 「白磁の人」から白磁の里へ―長崎県波佐見町白磁の里の公会堂保存
4 新「新しき村」という希望―民芸館の29年
5 映画「虹をつかむ男」から復活した地域劇場―徳島県美馬市脇町・脇町劇場(オデオン座)
6 酒工場から文化拠点への転身―台湾台北・華山1914文化創意産業園区
7 「戦没画学生慰霊美術館 無言館」を訪ね歩いて
8 インタビュー 暮らしの問題として文化をとらえる―吉川 徹さん(元多津衛民芸館長)
4章 文化を支え、地域をつくる仕事
1 芸術文化で感性を育む―北九州市での取り組みから
2 地域文化創造の現場から―公民館職員の仕事
3 東日本大震災直後の地域を支えた文化活動―石巻市での試み
4 地域文化を次の世代へ―先人の思いを子どもたちへつなぐ
5 現代文化で地域を盛り上げる―プラモが仲間をつなぐ
6 地域活動としての無形民俗文化財―「生涯学習時代のボランティア」再考
7 インタビュー ひとりぼっちをなくそう―穂積 健児さん(元東京都小平市社会教育主事、社全協三多摩支部会員)
5章 暮らしから生まれる表現活動
1 地域にささやかな文化の循環を‼―神奈川県足柄上郡松田町の「児童文化の会ゆうゆう」を訪ねて
2 生活に根ざした短歌表現の世界―短歌結社「まひる野」と連載「働くものの短歌」
3 音楽によるまちづくりの軌跡―「音楽のまち・ふなばし千人の音楽祭」の魅力と歴史的背景
4 わが暮らしを見つめ、わが郷土を考えるための仲間の雑誌―長野県松川町・月刊「はこべ」
5 「うたごえ喫茶」の歴史と「表現空間」としての意義―共に歌い合う文化の創造を求めて
6 ほころぶ日常の中で再び音楽に出合う―石巻での対話から
7 コロナ禍のアマチュアオーケストラ―Orchestra Failte のあゆみ
8 アートのまちに生きる―岩手県花巻市東和町・土澤アートクラフトフェア
9 インタビュー 生活者の表現活動を支える―山﨑 功さん(元東京都昭島市社会教育主事、『月刊社会教育』編集委員会)
6章 暮らしのなかの表現空間
1 地域文化の継承をめぐる課題と可能性(吉村 旭輝)
2 暮らしのなかの表現空間(新藤 浩伸)
おわりに
謝辞
執筆者・インタビュー語り手一覧