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CMガイドブック 第4版  新刊

内容説明

7年ぶりの大改訂・第4版
建設業における品質、 工程、 コスト等をいかに適正管理するか。建設プロジェクトでの必須資格CMr(コンストラクション・マネージャー)を目指す人のための認定団体が発行する唯一の教本。決定版!

CM方式とは、工期遅延、予算超過などを防止するため、マネジメントを専門に行うCMrが、発注者、設計者と一体となりプロジェクトの全般を運営管理する方式である。

機能分散が進み、プロジェクト全体をより統合的にマネジメントすることが求められ、さらにコンプライアンスや情報公開などの認識が進み、高度な透明性が求められる現在、「 設計者」や「施工者」といった利害関係者ではなく、第三者性を持つ専門職がプロジェクトのマネジメントを担うことが一層求められるようになってきた。

今回の第4版ではコロナ禍パンデミックを経て急速に定着したオンライン会議システムを代表とするデジタル化の浸透、公共工事品確法を含む担い手3法の複数回にわたる改正と働き方改革への対応、カーボンニュートラルに代表される環境意識の一層の高まり、インフレ状況の常態化、等々の実態を踏まえた改訂となった。

【第4版でここが変わった!】
1.2014年、2019年、2024年の公共工事品確法の改正に伴い、公共事業における多様な発注方式(プロジェクト実施方式)がさらに広がり、コンセッションを含むPPP・PFIまでを包含して、それらの業務推進に言及。

2.改訂第3版の「CMrのスキル」を、新たに章立て「コンストラクション・マネジメントに関わる能力」として、CMrが業務を実施するにあたり、必要となるマネジメント要素である全体・調達・品質・コスト・スケジュール・リスクの6つに、「運営・管理」および「環境」を加えて、8つのマネジメント要素で整備。
  
3.CM業務に、デジタル領域との親和性を高めていくために、オンライン会議システムによるプロジェクト推進や情報管理、BIMとDXとのつながり等、今後のデジタル社会に対応していくための業務展開を示唆する内容を強化。

4.CM事例について、本書添付パスワードで当協会ホームページの実例紹介の項にアクセスすることができ、CM選奨受賞プロジェクトを中心に、200件におよぶその実例詳細版の閲覧が可能。最新案件を含めて随時追加。

本書は建設にかかわるすべての人に、またCMrを目指す人の必読書です。
 (認定コンストラクション・マネージャー試験問題対応)

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目次

『CMガイドブック 第4版』(改訂新版)の発刊にあたって

第1章 コンストラクション・マネジメントの概要
1 マネジメントとCM
2 CMの重要性とCMrの選定
3 CMrの業務
4 CMrの責任
5 CMrの倫理
6 マネジメント要素と業務・能力・知識

第2章 コンストラクション・マネジメントの業務
0 共通業務
1 発注業務
2 事業構想・基本計画におけるマネジメント
3 基本設計におけるマネジメント
4 実施設計におけるマネジメント
5 工事施工におけるマネジメント
6 完成後におけるマネジメント

第3章 コンストラクション・マネジメントに関わる能力
1 全体マネジメント
2 調達マネジメント
3 品質マネジメント
4 コスト・マネジメント
5 スケジュール・マネジメント
6 運営・管理マネジメント
7 環境マネジメント
8 リスク・マネジメント

第4章 コンストラクション・マネジメントに関わる知識
1 法務・コンプライアンス
2 財務・会計
3 発注者の事業運営
4 CRE戦略・PRE戦略
5 事業継続計画(BCP/BCM)
6 契約
7 デュー・デリジェンス
8 保険
9 ライフサイクル・マネジメント(LCM)
10 施設管理
11 CMrが押さえておくべき近年の主要な法改正
12 都市計画と地方創生
13 ICT(情報技術)
14 安全管理
15 CMの更なる多様化

第5章 コンストラクション・マネジメントと日本CM 協会
1 CMの歴史(国内・海外)
2 CMの今後
3 一般社団法人日本コンストラクション・マネジメント協会

索引
執筆者リスト
*目次は刊行前のものです。

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