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楷書の絶唱 柳兼子伝

楷書の絶唱 柳兼子伝
著者 松橋 桂子
ジャンル オペラ・音楽他
出版年月日 2009/06/15
ISBN 9784880650135
判型・ページ数 A5上製・435ページ
定価 3,850円(本体3,500円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

長らく品切れが続いていた本書が、待望の新装復刊となりました。
明治25年東京都生まれ、東京音楽学校(現東京藝術大学)卒。
「柳兼子」とはドイツ歌曲の草分けとして活躍、「白樺」主催の演奏会などに多く出演し、85歳までリサイタルを続けた声楽家。
“民芸運動”の創始者柳宗悦の妻、また柳宗理(工業デザイナー)柳宗玄(美術史家)・柳宗民(園芸家)の母である。
国立音大教授。40年女性初の芸術院恩賜賞、47年芸術院会員、昭和59年6月1日92歳で死去の直前まで後進を指導した。

本書は妻と母と声楽家のあいだを揺れ動き、民芸運動を陰で支えた女性。
日本アルトの最高峰、声楽の母と慕われた女性の生涯を紹介する。

【著者】松橋桂子(まつはし・けいこ)
1934年、北海道釧路市に生まれる。作曲を清瀬保二に師事。作品に室内曲、歌曲、合唱曲など。 著作に「清瀬保二音楽活動年譜」「柳兼子音楽活動年譜」など。合唱指揮者としても活躍。
*プロフィールは本書刊行時の物です。

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目次

第 一 章 生い立ち
第 二 章 自律思想の芽生え
第 三 章 「理想の愛」と現実のはざまで
第 四 章 新生活のスタート
第 五 章 リート歌手
第 六 章 京都へ
第 七 章 宿願のドイツ
第 八 章 妻と歌い手のはざまで
第 九 章 音楽活動は隙間をぬって
第 十 章 戦火をくぐって
第十一章 ほとばしる演奏意欲
第十二章 悲しいときには悲しい歌を
第十三章 大輪の花
第十四章 長生きすることっていいことね
第十五章 夕映え

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