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ビートルズ原論  新刊

ロックンロールからロックへ

ビートルズ原論

1960 年代という時代から分析する、新しい「ビートルズの教科書」

著者 根木 正孝
ジャンル オペラ・音楽他
出版年月日 2017/01/24
ISBN 9784880654003
判型・ページ数 4-6並製・224ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

はじめに

1章 ビートルズを誕生させた時代背景 
1 ビートルズ以前の米国ポピュラー・ミュージック・シーン
①ポピュラー・ミュージックの源流としての黒人音楽
 ブルースの起源/ケルト音楽からの影響/西洋音楽とのミクスチャー/
 ブルースからロックンロールへ
②白人音楽のジャンルとしてのロックンロールの成立と衰退
 ジャンルとしてのロックンロールの定着/エルヴィス・プレスリー登場/
 ロックンロール全盛期の到来/エレクトリック楽器の発明によるロックン
ロールの飛躍的進化/ロックンロールの衰退
2 ビートルズ以前の英国ポピュラー・ミュージックとその背景 
①米国の影響による英国的ロックンロールの芽生え
 スキッフルの誕生/労働者階級に普及したスキッフル/新しいメディアに
 よるブームの拡散
②英国ポピュラー・ミュージック・ビジネスの発展にみる米国の影響
 米国依存の英国ポピュラー・ミュージック事情/ロンドン至上主義の
 英国ポピュラー・ミュージック
③英国独自のポピュラー・ミュージック発展の裏事情
 地方都市を中心とした新たなトレンド/ロンドン・アンダーグラウンド・
 シーンの動向
④地方都市リヴァプールの特異性
 リヴァプールとアイリッシュ/リヴァプールの特殊性 
3 ベビーブーマーの台頭
  ベビーブーマー登場/ビート・ジェネレーション/ビートルズとビート・
  ジェネレーション/ベビーブーマーのその後
4 新しいメディアの発達とポピュラー・ミュージック 
①記録メディアとしてのレコードの発達
 レコードの誕生と発達/LP、シングル盤、ポータブル・プレイヤー登場!
②米国ポピュラー・ミュージックとラジオ
 新たな電波メディア、ラジオの誕生/ディスク・ジョッキーの誕生/ラジオによっ
 て若者の間に広まったロックンロール/ディスク・ジョッキーとレコード会社との
 相関関係
③ 英国のポピュラー・ミュージックとラジオ
  英国のラジオ事情/ラジオ・ルクセンブルグによるポピュラー・ミュージック普及
  への貢献
④ライフ・スタイルを変容させた新しいメディアーテレビの登場
 アメリカの中産階級のライフ・スタイルを定着させたテレビ/アメリカのテレビと
 ロックンロール/プレスリーのテレビ出演と『アメリカン・バンドスタンド』
⑤イギリスのテレビとロックンロール
 BBCによる画期的なロックンロール番組/時代がビートルズを待っていた

2章 ビートルズ・ブームを創り出したもの 
1 ビートルズ、デビューまでの道程 
①ジョンとポールの出会い
 ジョン・レノン、クォーリーメンを結成/ジョンとポールの出会った日
【エピソード1 奇跡の日のクォーリーメン・ライヴ音源登場】
 ジョンとポールの結合の真価
②ビートルズのアマチュア修行時代
 リハーサルの日々
【エピソード2 初期ビートルズ・リハーサル音源】
 レノン=マッカートニー・コンビの誕生/ピート・ベストの加入とハンブルグ巡業
 /ハンブルグ・ツアーによるスキル・アップの実態/ポールのベーシスト転向による
 バンドのグルーヴの誕生/ビートルズのメンバーそれぞれの音楽的ルーツ/ハンブル
 グ巡業の最大の成果/ポリドールでの初のレコーディング
【エピソード3 ビートルズ・イン・ハンブルグ】
2 デッカ・レコード・オーディションとBBCオーディション 
  デッカ・レコード・オーディションまでの経緯/デッカ・テープの内容/
  デッカ・テープからみえてくるもの/BBCオーディション/1962年の収
  録曲がCD『Live at the BBC』未収録である理由/BBC出演のもつ意味合い
3 ビートルズ・ブームの真相 
①ビートルズ・ブームの到来
 ビートルズ、トップ・アイドルへ/アイドル創造の新手法
②新たなキャラクターのアイドルの誕生
 ビートルズのイメージ戦略/初期ビートルズにおけるジョン・レノンのキャラ
 クターの重要性/ジョンの攻撃性の謎/母ジュリアの死に起因するジョンの内
 なる怒り
③ベビーブーマーとビートルズ
 ベビーブーマーを取り込んだビートルズ/ベビーブーマーを虜にしたロックン
 ロール・パワーの源泉/ベビーブーマーの特性とプロモーション戦略
④マスメディアとビートルズ
 市場原理によるマスメディアの変質/マスメディアの影響力/ブライアン・エ
 プスタインのメディア戦略/英国芸能界からの反発
【エピソード4 グレード兄弟とビートルズのその後】
⑤アメリカ侵攻への道ーエプスタインの活躍
  エプスタインのアメリカ侵攻戦略/キャピトル・レコードと米国マスコミの頑
  迷さ/アメリカからのラブ・コール/エプスタインの思惑/エプスタインとエド・
  サリヴァンの裏取引/アメリカ・マスメディアとのコンタクト/キャピトル・レ
  コードとの交渉
⑥ビートルズ上陸前夜のアメリカ側の過熱
 アメリカ上陸前夜/キャピトル・レコードのプロモーション戦略/マスメディ
アの過熱報道/「SELTAEB」によるプロモーション/アメリカ上陸への最高の
タイミング
⑦アメリカ、ビートルズに陥落
 アメリカ上陸/アメリカ・メディアを手玉に取る/『エド・サリヴァン・
ショー』出演の影響
⑧ビートルズのアメリカでの成功の意義
 ビートルズにとってアメリカでの成功とは?/ポピュラー・ミュージック界へ
の影響
⑨ビートルズ・ブームを創り出したもの
 イギリスのベビーブーマーによるビートルズ・ブーム/アメリカのベビー
ブーマーによるビートルズ・ブーム/ビートルズを創り出した「時代」/
ポリドール・レコーディング曲の詳細 

3章 新しい文化の創造者としてのビートルズ 
1 ロック映画としての『A HARD DAYʼS NIGHT』 
①初主演映画『A HARD DAYʼS NIGHT』製作
    映画出演契約までの経緯/『A HARD DAYʼS NIGHT』製作
②『A HARD DAYʼS NIGHT』の影響力
    絶大なプロモーション効果/他のアーティストへの影響
【エピソード5 誰もみることのないビートルズ映画】
2 ビートルズの変貌の兆し
①ロックンロール期からの脱却
 初期ビートルズにおけるジョンとポールの役割分担/ロックンロール期終焉
とビートルズの変貌
②「Yesterday」によって開かれた新しい扉
 「Yesterday」登場/「Yesterday」への好評価とその影響/ポピュラー・
ミュージック・シーンにおける「Yesterday」の真価
3 新しいミュージック・ビジネスの構築 
①ビートルズによるレコード・マーケットの巨大化
 世界一のアイドル・バンドのなせる業/ビートルズのレコード販売の実際の
数字は?
②ショー・ビジネスとしてのロックのビジネス・モデルを創造
 1965年北米ツアー/ビートルズがロックのビジネス・モデルを完成
4 ロックンロールからロックへ
①新たなロックの芽生え
 『Rubber Soul』登場!/キャピトル・レコードとの確執
②ロックンロールとの決別
 『Rubber Soul』でのビートルズの変貌/ドラッグ・カルチャーの洗礼/
『Rubber Soul』に始まったロック改革/『Rubber Soul』の底流に流れる
  危険な因子
5 カウンター・カルチャーとしてのロック 
①サイケデリックとビートルズー『Revolver』への道程
 アメリカ社会とドラッグ/ロックとアシッド/ビートルズとLSD
②ビートルズとサイケデリック・サウンド
 『Revolver』でのビートルズの大きな変貌/LSD体験がもたらしたジョンの
  楽曲の変化/『Revolver』でのポールの充実振り
③SGT.Pepperの時代ービートルズ絶頂期の到来
 イギリスのカウンター・カルチャー? スウィンギング・シックスティーズ/
『SGT.Pepper's』前夜/『『SGT.Pepper's』の真価/『SGT.Pepper's』の
特異性/『SGT.Pepper's』が示したロックの可能性/グループとしての
ビートルズの絶頂期の到来
 

4章 ビートルズの解散 
1 1968年の世界情勢の大きな変動
①アメリカの凋落のはじまり
 ベトナム戦争報道による反戦運動の活発化/キング牧師の暗殺とロバート・
 ケネディ/ロバート・ケネディの暗殺/社会運動を左右し始めたベビー
ブーマー
②世界中で巻き起こる1968年革命
 世界的な学生運動の起点/アメリカが抱えていた社会問題
③ヨーロッパ各国への拡散
2 1968年以降のビートルズの動向 
  ジョンの心情/ビートルズ解散

あとがき

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内容説明

ビートルズ誕生はロック文化の大きな分岐点であった。そして「ビートルズ現象」は当時の社会情勢の変革が大きな役割を果たしている。レコードの発達、ハイウェイの整備、次々と開局するラジオ局、テレビがもたらした新しいライフスタイル、ベビーブーマーの台頭…。
来日から50 年。1960 年代という時代から分析する、新しい「ビートルズの教科書」誕生。

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