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パールハーバーの目撃者  新刊

子どもたちの1941年12月7日

パールハーバーの目撃者
著者 Katrina Luksovsky 編著
山本 みづほ
ジャンル 歴史・風俗
出版年月日 2022/11/24
ISBN 9784880655369
判型・ページ数 A5並製・192ページ
定価 1,760円(本体1,600円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

原著:“Ford Island December 7, 1941” 2014 by Katrina Luksovsky

3歳、6歳、12歳——彼らはそれを見た!
奇襲された米軍家族の眼がとらえた真珠湾攻撃!!
日本時間昭和16年12月8日未明、
米国ハワイ時間1941年12月7日8時直前、それは襲ってきた!

日本軍の真珠湾奇襲により米海軍太平洋艦隊は戦闘能力を一時的に完全に喪失した。フォード島基地に停泊していた戦艦アリゾナは沈没したまま、現在も海底に保存されている……
いつもの日曜日になるはずだった朝、雲は多かったが晴れていた。その体験は一瞬にして、世界が変わるという衝撃だった。予期しなかった日本軍の奇襲! 彼らにはどんな思い出が残されたのだろうか。
太平洋上の島、歴史上の特別な1日。この物語は「戦艦列」と呼ばれるアリゾナはじめ7隻の艦船が停泊していた場所から数百メートルの海軍宿舎に住んでいた子どもたちの体験をまざまざと伝えるノンフィクション。

毎年12月8日になると「真珠湾攻撃」「太平洋戦争に突入」という新聞記事、テレビ報道に接する。
アメリカハワイ時間では12月7日、早朝の日本軍による奇襲。米海軍太平洋艦隊の主力戦艦アリゾナなどの停泊地から数百メートル。海軍宿舎に住んでいた子どもたちは、あの日のことをどう記憶し、語るのだろうか? 日本人にはいまひとつ理解しがたいところもある「リメンバー・パールハーバー」の“汚名の日” 。この日がアメリカ国民の胸にどう刻み込まれたのか。
彼我の立場を変えて真珠湾攻撃をみる……その視点からは、日本ではこれまで触れられてこなかった体験者ならではの、数々の物語が生み出されていた。

*当時のプライベート写真約80点を収載

【編著者】カトリーナ・ルクシャフスキー Katrina Luksovsky
サウスカロライナ州サムター出身。サウスカロライナ大学ホテル・レストラン・観光管理学科卒。米海軍職員として施設の食品、飲料部門に15年間従事。東京の米軍施設・ニュー山王ホテルでも勤務した。海軍補給将校のカイルと結婚後ハワイ、イタリア、オランダ、サウジアラビア、日本(佐世保)など16回にわたり世界中を転勤。フロリダ州、ハワイ州ではアメリカ聖公会で主教秘書も務めた。


【訳者】山本 みづほ
12月7日パールハーバーの日生まれ。京都女子大学短期大学部文科国語専攻卒。法政大学文学部日本文学科卒。長崎県公立学校教員を経て現在長崎純心大学非常勤講師、長崎短期大学非常勤講師、久田学園佐世保女子高校非常勤講師を兼任。県立長崎図書館、佐世保市立図書館協議会委員を歴任。日本図書館協会代議員定数等検討委員。著書に『蛾のおっさんと知る衝撃の学校図書館格差』(郵研社)。
*プロフィールは本書刊行時の物です。

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目次

1 翼に赤い丸が描かれた飛行機が、頭上に
2 その時、戦艦アリゾナが爆発した
3 家族への手紙
4 バンカーに隠れて
5 多くの若者が人生の終わりを感じた
6 その時、どこにいたか覚えている?
7 40年後のパールハーバー
8 フォード島の医師夫妻
9 愛犬は元に戻らなかった
10 いつまでも過去にならずに
11 パールハーバーを忘れない
12 海兵隊の子どもは、戦争に勝つと知っていた
13 砲台に弾薬を運ぶ
14 戦艦列の芸術家
15 焼き上がっていた母のワッフル
16 パジャマのままの出撃
17 日付のない友人への手紙
18 報告と提案
19 12機中8機を失う
20 泣くな海兵隊員

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