ジョン・ラスキン
名前 | ジョン・ラスキン |
---|---|
カナ | ジョン・ラスキン |
プロフィール
ジョン・ラスキン John Ruskin(1819-1900)
19世紀のイギリスを代表する評論家・美術批評家。ロンドンの富裕な商人の家に生まれヨーロッパ各地の風景や優れた美術、建築に接して育った。オックスフォード大学を卒業、のちに同大教授。24歳でジョゼフ・ターナーの作品を擁護する『近代画家論』を発表、一躍注目を浴びる。自身も製図を手がけ水彩画を描き、ラファエル前派運動のパトロンでもあった。偉大な建築は国民の宗教性、美的感受性の高さを示すとし『建築の七燈』『ヴェネツィアの石』などでヨーロッパ建築を調査、その基礎を支える労働者の生活に目を転じ、実践的立場から社会、経済、政治の改革論を発表した。『芸術経済論』はラスキン38歳の発表で『ムネラ・プルヴェリス』『この最後の者にも』とともに経済三部作をなす記念的著作。