内容説明
手強い大阪の飼い主さん、診療中のハプニング、獣医師として日々思うこと……動物のお医者さんの現場と日常をユーモラスに綴るエッセイ。
動物行動学者・日高敏隆センセイ推薦!
〈何も言わない「患者さん」と、それを抱えてオロオロする飼主、そして医者。三者三様の対応がじつにおもしろい。流れるような文章の中に思わず身につまされることも発見する。こんな本は今までなかった。〉
~本書に登場する患者さん~
飼い主にビールを飲まされるアイちゃん(ラブラドール・レトリバー)
エアコンで腹をこわしたナナちゃん(フレンチ・ブルドック)
家のテレビを占拠するイグちゃん(イグアナ)
炎天下クルージングに駆り出されて倒れたランちゃん(トイ・プードル)
お薬が大っ嫌いなバケちゃん(チワワ)
不調だと自分から薬棚に行くピピちゃん(柴犬)
×××が腫れたゴルビー君(シベリアンハスキー)
隣家のリスをハンティングしちゃった玉ちゃん(ネコ)
なぜか病院好きなプリンちゃん(シーズー)
……ほろ酔いで誘ってくる飼い主のおっちゃん(←こいつがいちばん重症や!!)
目次
「さあ来たで、すぐ診てや!」いらちの人は疲れるわ
新人必修!飼い主さんとの会話術 ほか
夏
犬はお酒が飲めません!
ノミ絶滅大作戦 ほか
秋
飼い主さんは寿司屋のお客さんに似ている!?
「痛み止めありますか?」薬を買いに来る犬 ほか
冬
猫からの贈り物
「いのち」をめぐる飼い主と獣医師との信頼関係 ほか