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メレル・ヴォーリズと一柳満喜子

愛が架ける橋

メレル・ヴォーリズと一柳満喜子

日本の華族令嬢とカンザス生まれの青年の運命的な出遭い。逆境を乗り越え世界との 「愛の架け橋」になったふたりの物語

著者 グレース.N.フレッチャー
平松 隆円 監訳
ジャンル その他
出版年月日 2011/01/11
ISBN 9784880652467
判型・ページ数 A5上製・350ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書はボストンのジャーナリスト、グレイス・フレッチャー The Bridge of Love 愛が架ける橋」の
待望の翻訳であり一柳満喜子について詳しく書かれたほとんど唯一の書籍です。

日本人の華族令嬢とカンザス生まれの貧しい青年の運命的な出逢い。
異端の結婚。数々の逆境を乗り越え、近江八幡でのミッションを通し世界との
「愛の架け橋」になろうとしたキリスト者夫妻の愛の生涯を描くノンフィクション。

メレル・ヴォーリズ 1880年?1964年 日本名 : 一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)
英語教師として来日する。キリスト教の伝道に従事し、建築家として関西学院大学、明治学院大学礼拝堂や豊郷小学校旧校舎、山の上ホテルなど、現在も残る建物が多く、「日本で最も愛される洋館」を作ったと言われる。
また、「近江兄弟社」の創立者としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた。

一柳満喜子  1884年?1969年
子爵家の三女。米留学後、メレルと出会い結婚。「近江兄弟社」の経営を助けるとともに、自らも教育者として保育所・幼稚園、小・中・高等学校を擁する「近江兄弟社学園」を創立、今もその精神は生きる。

日米開戦が迫る中、彼は帰国せず日本に帰化する。日本名、米来留は「アメリカより来りて日本に留まる」との意味を持ち、生涯伝道の志を失わなかった。

【著者】グレイス・フレッチャー
ボストンのジャーナリスト。1966年に来日、約1ヶ月にわたり満喜子本人を含めて関係者から取材し執筆。
【監訳者】平松隆円(ひらまつ・りゅうえん)
1980年滋賀県生まれ。2008年佛教大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、国際日本文化研究センター機関研究員(講師)。京都大学中核機関研究員と関西外国語大学兼任講師を併任。主著に『化粧にみる日本文化』
*プロフィールは本書刊行時の物です。

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目次

訳者による序文

第一章  満喜子ー 大名の娘
第二章  メレル、山の息子
第三章  東から西へ
第四章  西から東へ
第五章  近江八幡での最初のころ
第六章  窮地は勝利ー そして満喜子へ導く
第七章  「プリンセス」と「貧乏人」の結婚
第八章  近江八幡でのハネムーンの日々
第九章  近江ミッションから近江兄弟社へ
第一〇章  一柳米来留、日本への帰化
第一一章 つらい戦争の日々
第一二章 米軍占領下でのメレルの活動
第一三章 永遠への架け橋
付論  一柳満喜子の生涯に関する一考察 平松隆円
年譜

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