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新装版 化粧にみる日本文化

だれのためによそおうのか?

新装版 化粧にみる日本文化

化粧から分析する日本の歴史と風俗。ロングセラーの普及版、刊行

著者 平松 隆円
ジャンル 歴史・風俗
出版年月日 2020/05/20
ISBN 9784880654799
判型・ページ数 A5並製・320ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 在庫あり
 

内容説明

男も女も化粧をする。
だが、その事実は忘れられ、化粧は女性だけのものと考えられている。
人間の個人的性格と社会的生活は、表情や魅力に関係する。
それらを強調し、意図的に操作をおこなう化粧は、社会や文化がつくりだす結果であり、投影図である。
心理と行動、文化と風俗の2つの側面からわが国の化粧を捉えなおす。

【著者】平松隆円(ひらまつ・りゅうえん)
1980年滋賀県生まれ。2008年世界でも類をみない化粧研究で博士(教育学)。国際日本文化研究センター機関研究員、京都大学中核機関研究員、タイ国立チュランロンコーン大学専任講師を経て、東亜大学芸術学部准教授/トータルビューティ学科長。専門は、化粧心理学・美容文化論。
*プロフィールは本書刊行時の物です。

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目次

はじめに

研究対象とその意義
研究史
化粧行動の理解に関する研究
化粧の心理
的・生理的効果に関する研究
化粧品・化粧方法の歴史的研究

本書の構成
第一章 化粧とは何か
化粧の辞書的な意味
國文學に見る化粧
化粧の目的と機能
化粧の分類

第二章 化粧の変遷 その動態的理解
化粧史の時期区分
基層化粧時代
 男も女も化粧をする
 仲間である証
 みえない力にむけて
伝統化粧時代
 大陸からの影響
 だれのために、粧うのか
 粧う対象の交代
 模倣される
 濃化粧と薄化粧
モダン化粧時代
 流行する
 文明開化とともに
 化粧をしないといけない女学生
 化粧への批判と自粛
 化粧の規格化
 生活にあわせて
 化粧は不良のはじまり

第三章 化粧するこころ その構造的理解
外見がもたらす自信
異性の化粧行動に対する期待
異性の化粧行動に対する期待と個人差要因
化粧行動の文化化と化粧意識の社会化

終わりに

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