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アートはいつ〈アート〉になるのか  新刊 これから出る本

〈アート化〉とはなにか

アートはいつ〈アート〉になるのか
著者 小松田 儀貞 編著
ジャンル アルス双書
出版年月日 2025/10/01
ISBN 9784880655895
判型・ページ数 A5変・224ページ
定価 2,970円(本体2,700円+税)
在庫 未刊・予約受付中
 

内容説明

絵画・彫刻だけでなく、かつて道具や見世物として扱われた写真、映画、ファッション、さらに漫画やアニメーション、またヒップホップ・ダンス、食なども芸術とされ、ハイ・カルチャーとポピュラー・カルチャーの障壁は溶解し、ますます多様なアートが生み出されている。
今後「社会とアートの相互浸透」が進み、あらゆるものが「アート」となるような状況において、アートの本質はどこにあるのか。

本書は、社会とアートの関係性の変化を「共進化」の過程として捉え、「いかなる条件の下でモノ/行為は芸術作品になり、作り手はアーティストになるのか」という「転換の過程(芸術の生成)」に焦点を当て、芸術にとっての社会、社会にとっての芸術の意味を明らかする。「アートとは何か」という問いを多角的にアプローチし、社会とアートの望ましい関係と未来を展望する。

【編著者】
小松田儀貞(こまつだ・よしさだ)
秋田県立大学総合科学教育研究センター准教授。著書に『社会化するアート/アート化する社会』(水曜社)

【著者】
木村直弘(きむら・なおひろ)岩手大学人文社会学部教授
野村幸弘(のむら・ゆきひろ)岐阜大学教育学部教授
阿部宏慈(あべ・こうじ)米沢女子短期大学学長
笹島秀晃(ささじま・ひであき)大妻女子大学社会情報学部教授
戸舘正史(とだて・まさふみ)みなと芸術センター研究機能専門参与
*プロフィールは本書刊行時のものです。

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目次

第1章 アートはいつ〈アート〉になるのか ―問題性としての〈アート化〉
第2章 批評家はなぜ批判されたか ―音楽批評と〈アート化〉
第3章 日本の美術はいつ〈アート化〉したか
第4章 映画祭と〈アート化〉の問題
       ―山形国際ドキュメンタリー映画祭の生成
第5章 路上で名付けられる側に回り続ける
       ―きむらとしろうじんじんの野点
第6章 アートと社会的実践の境界が滲むとき
       ―「アートでないアート」の可能性

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