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ヴォルフ=フェラーリの生涯と作品

20世紀のモーツァルト

ヴォルフ=フェラーリの生涯と作品

評論家ヴィルヘルム・マウケをして「モーツァルトの生まれ変わり」と言わしめた彼の魅力を徹底紹介

著者 永竹 由幸
ジャンル オペラ・音楽他
出版年月日 2007/04/21
ISBN 9784880651958
判型・ページ数 4-6上製・256ページ
定価 3,080円(本体2,800円+税)
在庫 在庫僅少
 

内容説明

20世紀のモーツァルト、プッチーニの再来、とマニアが絶賛する名作曲家の足跡と作品を完全網羅。激動の20世紀を生き抜き、ヴェネツィアからミュンヘン、そして世界へ……。生涯に作曲したオペラ全26作品の解説も収録。ベストセラー『痛快オペラ学』(集英社インターナショナル)の永竹由幸が贈る、オペラファン待望の日本初となる解説書。

【著者】永竹由幸(ながたけ・よしゆき)
昭和13年7月26日東京・築地に生まれる。慶應大学オペラ研究会創立。慶應義塾百年記念に若杉弘指揮、中村邦子主演メノッティ「電話」を演出。昭和36年三井物産入社、昭和40年同社イタリア修業生としてボローニャ大学留学。その後2回、計11年わたり同社ミラノ店に勤務。昭和63年退社。平成7年より東京芸術大学講師。平成10年より昭和音楽大学教授。平成18年退職。尚美学園大学客員教授。平成18年2月、イタリア大統領よりコンメンダトーレ章を受章。
*プロフィールは本書刊行時の物です。

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目次

I ヴォルフ=フェラーリの生涯
1 エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの誕生まで/2 ローマ留学/3 ミュンヘンのホロジー絵画学校での学生生活/4 ミュンヘン音楽アカデミーへの転校/5 ミラノでのヴェルディとの出会い/6 ヴェネツィアへの帰郷とミラノへの再出発/7 《チェネレントラ》/8 ダンテの『新生』/9 ヴェネツィアの音楽院長になる/10 ゴルドーニとの出会い/11 クモとムカデの寓話/12 再びドイツに/13 アメリカでのヴォルフ=フェラーリ/14 イタリアでやっと認められる/15 第一次世界大戦/16 第一次世界大戦後の生活/17 スカラ座からの初依頼《スライ》/18 再びゴルドーニの世界へ/19 《イドメネオ》の校訂/20 ミラノでもゴルドーニ原作の《イル・カンピエッロ》が誕生/21 ザルツブルク・モーツァルテウムの教授に/22 戦時中のヴォルフ=フェラーリ/23 ヴァイオリン協奏曲ニ長調のミステリー/24 戦争の終結から、人生の終結まで/25 ヴォルフ=フェラーリの墓参り/
II ヴォルフ=フェラーリの作品
1 ヴォルフ=フェラーリのオペラ
チェネレントラCenerentola/好奇心の強い女たちLe Donne Curiose/四人の頑固者I Quattro Rustighi/スザンナの秘密Il Segreto di Susannna/マドンナの宝石 I Gioielli della Madonna/恋はお医者様LユAmore Medoco/相思相愛の夫婦Gli Amanti Sposi/天の衣Das Himmelskleid/スライ または目覚めた熟睡男の物語Sly, ovvero La leggenda del dormienterisvegliato/抜け目のない未亡人La vedova scaltra/イル・カンピエッロIl Campiello/愚かな娘La Dama boba
2 ヴォルフ=フェラーリの声楽曲
3 ヴォルフ=フェラーリの器楽曲
III ヴォルフ=フェラーリに関する資料
1 ヴォルフ=フェラーリの家系/2 ヴォルフ=フェラーリの足跡/3 作品表/4 ヴォルフ=フェラーリのディスコグラフィ/5 ヴォルフ=フェラーリの年表

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