内容説明
アートを最大限に活かすマネジメントとは何か。
文化施設の企画・運営に携わるすべての人必携テキストの三訂版が登場。
総ページ数は前作の304頁から400頁に増え、応用(実践)編を加え、新しく生まれ変わりました。
【監修・編】
小林 真理(こばやし・まり)東京大学大学院人文社会系研究科准教授
片山 泰輔(かたやま・たいすけ)静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授
【編者】
伊藤 裕夫(いとう・やすお)富山大学芸術文化学部教授
中川 幾郎(なかがわ・いくろう)帝塚山大学法政策研究科教授
山﨑 稔惠(やまざき・としえ)関東学院大学人間環境学部人間環境デザイン学科教授
【執筆者】
中尾 知彦(なかお・ともひこ)静岡文化芸術大学芸術文化学科准教授
佐々木 亨(ささき・とおる)北海道大学大学院文学研究科教授
柳 与志夫(やなぎ・よしお)国立国会図書館資料提供部電算資料課長
熊倉 純子(くまくら・すみこ)東京藝術大学音楽部音楽環境創造科准教授
蓮池 奈緒子(はすいけ・なおこ)NPO法人アートネットワークジャパン代表
武田 康孝(たけだ・やすたか)東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
池田 修(いけだ・おさむ)Bank Art1929代表
*プロフィールは本書刊行時のものです。
文化施設の企画・運営に携わるすべての人必携テキストの三訂版が登場。
総ページ数は前作の304頁から400頁に増え、応用(実践)編を加え、新しく生まれ変わりました。
【監修・編】
小林 真理(こばやし・まり)東京大学大学院人文社会系研究科准教授
片山 泰輔(かたやま・たいすけ)静岡文化芸術大学文化政策学部芸術文化学科准教授
【編者】
伊藤 裕夫(いとう・やすお)富山大学芸術文化学部教授
中川 幾郎(なかがわ・いくろう)帝塚山大学法政策研究科教授
山﨑 稔惠(やまざき・としえ)関東学院大学人間環境学部人間環境デザイン学科教授
【執筆者】
中尾 知彦(なかお・ともひこ)静岡文化芸術大学芸術文化学科准教授
佐々木 亨(ささき・とおる)北海道大学大学院文学研究科教授
柳 与志夫(やなぎ・よしお)国立国会図書館資料提供部電算資料課長
熊倉 純子(くまくら・すみこ)東京藝術大学音楽部音楽環境創造科准教授
蓮池 奈緒子(はすいけ・なおこ)NPO法人アートネットワークジャパン代表
武田 康孝(たけだ・やすたか)東京大学大学院人文社会系研究科博士課程
池田 修(いけだ・おさむ)Bank Art1929代表
*プロフィールは本書刊行時のものです。
目次
まえがき
序章 アーツ・マネジメントを学ぶこととは
はじめに
1 マネジメントと芸術(アーツ)の出会い
1-1 マネジメントとは
1-2 アーツ・マネジメントへの関心の背景
2 アーツ・マネジメントの具体的な展開
2-1 芸術文化組織の3タイプ
2-2 アーツ・マネジメントの特性と課題
2-3 芸術文化の再生産
3 アーツ・マネジメントの今日的な意義と課題
《第I部基礎(理論)編》
第1章 芸術文化と社会
1 芸術文化の概念
1-1 「芸術文化」ということ
1-2 芸術文化への公的認知
2 芸術・人間・社会、その歴史的考察
2-1 パトロネージ
2-2 階級意識と芸術
2-3 開かれた文化装置の出現
2-4 パトロン機能の分化と多様化
3 自律と依存のパラドックス
第2章 芸術文化と政策
はじめにー政策と行政
1 芸術文化と国家ー政策の対象としての芸術文化
1-1 自由放任主義時代
1-2 19世紀初頭から第二次世界大戦終結まで
1-3 第二次世界大戦以降
2 戦後わが国の文化政策の変遷
2-1 地方自治体の文化行政
2-2 文化庁の文化施策の転換
2-3 文化審議会の設置、文化芸術振興基本法制定以降
2-4 その他の重要な機関の施策
3 各国の文化施策
4 自治体文化行政理念の点検
4-1 中央主導から地方自立へ
4-2 自治体文化行政の三つのステップとMKモデル
4-3 文化と経済活性化の連結
4-4 自治体文化行政のゆらぎ
4-5 ナショナル・アイデンティティと地域アイデンティティ
4-6 アマとプロ、生活文化と芸術文化
第3章 芸術文化と法・制度
はじめにーなぜ芸術文化と法について論じなければならないか
1 文化権の法的性格ー文化政策の理念としての文化権
1-1 自由権的性格としての文化権
1-2 社会権的性格としての文化権
1-3 国際的動向
1-4 文化権の実現
1-5 芸術家の権利ー芸術家の社会的地位の保障
2 文化振興に関する法
2-1 国内法における芸術文化の定義
2-2 地方自治体における文化振興条例
2-3 諸外国の文化振興法
3 公立文化施設と法
3-1 公の施設と公立文化施設設置条例
3-2 公の施設と指定管理者制度
4 公益法人と公益法人制度改革
4-1 公益法人の種類
第4章 芸術文化と市場経済
はじめに
1 経済活動としての芸術文化ーマクロ経済の中の芸術文化
1-1 経済統計をみる視点
1-2 芸術文化の生産者
1-3 芸術文化の購入者
1-4 フローとストック
2 芸術文化の需要と供給
2-1 芸術文化の需要
2-2 芸術文化の供給
2-3 芸術文化市場と価格
3 市場経済と政府の役割
3-1 市場経済における政府の役割
3-2 政府による芸術支援の方法
3-3 政府の失敗と行財政改革
第5章 芸術文化と組織経営
はじめに
1 アーツ・マネジメントと非営利組織
1-1 「非営利」組織とは
1-2 非営利組織の理論ー非営利組織の存在意義
1-3 日本における非営利組織とアーツ・マネジメントの適用範囲
1-4 アーツ・マネジメントにおける諸領域
1-5 インカム・ギャップ
2 マネジメントの方法
2-1 経営環境の分析ー戦略的マネジメント
2-2 マーケティング
2-3 ファンドレイジング
2-4 財務(ファイナンス)と会計(アカウンティング)
おわりに
《第II部応用(実践)編》
第6章 推進・支援機関とマネジメント
1 推進・支援機関とは
1-1 service orgaizationとしての推進・支援組織
1-2 同業者組織からの脱皮を図る芸団協
1-3 演劇鑑賞団体:「観る」側からの劇場づくり
1-4 文化・芸術活動を支援する助成団体
1-5 「アートNPO」の登場と可能性
2 企業の文化支援とメセナマネジメント
2-1 メセナの語源と日本への導入
2-2 「企業文化」という概念
2-3 日本における企業文化支援の歴史と世界の動向
2-4 統計に見る日本の企業メセナの概要
2-5 メセナマネジメント
2-6 様々なメセナの形態
2-7 CSRとの関連とその影響
3 推進・支援機関としての文化行政
3-1 文化行政の現状
3-2 「文化」と文化資源
3-3 自治体文化政策転換の視点
3-4 政策転換の視点と「自治体文化政策のマトリクスモデル」
3-5 自治体政府と芸術文化、アーツ・マネジメント
3-6 自治体文化政策の選択的領域
第7章 文化施設のマネジメント
1 ミュージアムのマネジメント
1-1 コレクションのマネジメント
1-2 来館者に関するマネジメント
1-3 ミュージアム組織自体のマネジメント
1-4 ミュージアムのガバナンス
2 図書館のマネジメントー現状と課題
2-1 図書館は文化施設か
2-2 日本の図書館の概況
2-3 環境の大きな変化ーデジタル化
2-4 出版界と図書館情報政策
2-5 図書館のマネジメントー経営資源の観点から
2-6 図書館の経営形態とガバナンス
2-7 文化情報資源政策と図書館
3 公立文化ホールのマネジメント
3-1 公立文化施設の存在意義
3-2 公立文化施設・公立劇場の変革
3-3 公立文化施設と指定管理者制度
3-4 公立文化施設の効用、有効性
3-5 公立文化施設にかかわる人々の役割
第8章 地域文化資源とプロジェクト・マネジメント
はじめにー地域文化資源と「文化マネジメント」
Case study 1:富山の地域文化とその継承の仕組み
Case study 2:取手アートプロジェクト
Case study 3:アートネットワーク・ジャパンと「にしすがも創造舎」
Case study 4:パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)のボランティア活動
Case study 5:Bank ART1929と横浜市の取組
資料編
年表
索引
序章 アーツ・マネジメントを学ぶこととは
はじめに
1 マネジメントと芸術(アーツ)の出会い
1-1 マネジメントとは
1-2 アーツ・マネジメントへの関心の背景
2 アーツ・マネジメントの具体的な展開
2-1 芸術文化組織の3タイプ
2-2 アーツ・マネジメントの特性と課題
2-3 芸術文化の再生産
3 アーツ・マネジメントの今日的な意義と課題
《第I部基礎(理論)編》
第1章 芸術文化と社会
1 芸術文化の概念
1-1 「芸術文化」ということ
1-2 芸術文化への公的認知
2 芸術・人間・社会、その歴史的考察
2-1 パトロネージ
2-2 階級意識と芸術
2-3 開かれた文化装置の出現
2-4 パトロン機能の分化と多様化
3 自律と依存のパラドックス
第2章 芸術文化と政策
はじめにー政策と行政
1 芸術文化と国家ー政策の対象としての芸術文化
1-1 自由放任主義時代
1-2 19世紀初頭から第二次世界大戦終結まで
1-3 第二次世界大戦以降
2 戦後わが国の文化政策の変遷
2-1 地方自治体の文化行政
2-2 文化庁の文化施策の転換
2-3 文化審議会の設置、文化芸術振興基本法制定以降
2-4 その他の重要な機関の施策
3 各国の文化施策
4 自治体文化行政理念の点検
4-1 中央主導から地方自立へ
4-2 自治体文化行政の三つのステップとMKモデル
4-3 文化と経済活性化の連結
4-4 自治体文化行政のゆらぎ
4-5 ナショナル・アイデンティティと地域アイデンティティ
4-6 アマとプロ、生活文化と芸術文化
第3章 芸術文化と法・制度
はじめにーなぜ芸術文化と法について論じなければならないか
1 文化権の法的性格ー文化政策の理念としての文化権
1-1 自由権的性格としての文化権
1-2 社会権的性格としての文化権
1-3 国際的動向
1-4 文化権の実現
1-5 芸術家の権利ー芸術家の社会的地位の保障
2 文化振興に関する法
2-1 国内法における芸術文化の定義
2-2 地方自治体における文化振興条例
2-3 諸外国の文化振興法
3 公立文化施設と法
3-1 公の施設と公立文化施設設置条例
3-2 公の施設と指定管理者制度
4 公益法人と公益法人制度改革
4-1 公益法人の種類
第4章 芸術文化と市場経済
はじめに
1 経済活動としての芸術文化ーマクロ経済の中の芸術文化
1-1 経済統計をみる視点
1-2 芸術文化の生産者
1-3 芸術文化の購入者
1-4 フローとストック
2 芸術文化の需要と供給
2-1 芸術文化の需要
2-2 芸術文化の供給
2-3 芸術文化市場と価格
3 市場経済と政府の役割
3-1 市場経済における政府の役割
3-2 政府による芸術支援の方法
3-3 政府の失敗と行財政改革
第5章 芸術文化と組織経営
はじめに
1 アーツ・マネジメントと非営利組織
1-1 「非営利」組織とは
1-2 非営利組織の理論ー非営利組織の存在意義
1-3 日本における非営利組織とアーツ・マネジメントの適用範囲
1-4 アーツ・マネジメントにおける諸領域
1-5 インカム・ギャップ
2 マネジメントの方法
2-1 経営環境の分析ー戦略的マネジメント
2-2 マーケティング
2-3 ファンドレイジング
2-4 財務(ファイナンス)と会計(アカウンティング)
おわりに
《第II部応用(実践)編》
第6章 推進・支援機関とマネジメント
1 推進・支援機関とは
1-1 service orgaizationとしての推進・支援組織
1-2 同業者組織からの脱皮を図る芸団協
1-3 演劇鑑賞団体:「観る」側からの劇場づくり
1-4 文化・芸術活動を支援する助成団体
1-5 「アートNPO」の登場と可能性
2 企業の文化支援とメセナマネジメント
2-1 メセナの語源と日本への導入
2-2 「企業文化」という概念
2-3 日本における企業文化支援の歴史と世界の動向
2-4 統計に見る日本の企業メセナの概要
2-5 メセナマネジメント
2-6 様々なメセナの形態
2-7 CSRとの関連とその影響
3 推進・支援機関としての文化行政
3-1 文化行政の現状
3-2 「文化」と文化資源
3-3 自治体文化政策転換の視点
3-4 政策転換の視点と「自治体文化政策のマトリクスモデル」
3-5 自治体政府と芸術文化、アーツ・マネジメント
3-6 自治体文化政策の選択的領域
第7章 文化施設のマネジメント
1 ミュージアムのマネジメント
1-1 コレクションのマネジメント
1-2 来館者に関するマネジメント
1-3 ミュージアム組織自体のマネジメント
1-4 ミュージアムのガバナンス
2 図書館のマネジメントー現状と課題
2-1 図書館は文化施設か
2-2 日本の図書館の概況
2-3 環境の大きな変化ーデジタル化
2-4 出版界と図書館情報政策
2-5 図書館のマネジメントー経営資源の観点から
2-6 図書館の経営形態とガバナンス
2-7 文化情報資源政策と図書館
3 公立文化ホールのマネジメント
3-1 公立文化施設の存在意義
3-2 公立文化施設・公立劇場の変革
3-3 公立文化施設と指定管理者制度
3-4 公立文化施設の効用、有効性
3-5 公立文化施設にかかわる人々の役割
第8章 地域文化資源とプロジェクト・マネジメント
はじめにー地域文化資源と「文化マネジメント」
Case study 1:富山の地域文化とその継承の仕組み
Case study 2:取手アートプロジェクト
Case study 3:アートネットワーク・ジャパンと「にしすがも創造舎」
Case study 4:パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)のボランティア活動
Case study 5:Bank ART1929と横浜市の取組
資料編
年表
索引