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「間にある都市」の思想  新刊

拡散する生活域のデザイン

「間にある都市」の思想

今までとはまったく違った広域空間イメージ、 Zwischenstadt (間にある都市)という概念とは

著者 トマス ジーバーツ
蓑原 敬 監訳
澤田 誠二
渋谷 和久
小林 博人
姥浦 道生
村山 顕人
ジャンル 文化とまちづくり叢書
建築・都市計画
出版年月日 2017/11/30
ISBN 9784880654355
判型・ページ数 A5並製・216ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
 

目次

日本語版再販への序
英語版(題名は「都市なき都市」)へのまえがき(2002年)
まえがき(日本語版の初版、2006 年)

第1章 人類の大半が暮らす生活空間
― 特徴がなく名前の付けようもない空間 
1 国際的な現象である「間にある都市」
個々の合理的行動の結果である「間にある都市」
「間にある都市」のユニークな性格
「間にある都市」と田園地域
冗長性を組み込んでおくべきなのか、あるいは適応能力や資源の保全を優先するのか
◇大都市連担市街地における定住地のパターン
2 古い都市の神話が私たちの視野を遮っている
3 概念の再吟味
都会性
中心性
密度
用途混合
エコロジー
◇ケルンの周縁地帯にて

第2章 「間にある都市」とは
1「間にある都市」の全体像と疑問点
2 文化と政治の領域での都市の解体
3「間にある都市」を理性で理解できるようにすることの意義に関するいくつかの命題
◇ゲルゼンキルヘン・ビスマルク

第3章 日常生活空間の構成
1「システム」と「アゴラ」の葛藤
2 日常生活がばらばらに分化される
3「間にある都市」の「きめ細かい粒子」における日々の取り組み
◇ライン・マイン広域公園

第4章 デザインの焦点となる「間にある都市」
1 文化の解釈とデザインに対するアプローチ
2 美しいものと美しくないもの
3 建築と都市計画の専門家の貢献
4 精神的イメージへの働きかけ
知覚と記憶
画像化による手段 コンピューターの利用と情報キャンペーン
5 都市デザイン、文化、そしてスポーツ政策:エムシャーパーク国際建築博覧会(IBA)の例
◇「間にある都市」を文化的活動で占拠した事例:エムシャーパーク国際建築博覧会

第5章 新しい形の広域計画の展望
1「間にある都市」の発展のための概念モデル
2 広域レベルにおける行政改革の必要性
◇シュツットガルト広域都市圏
3 計画・活動分野とツール
4 残された課題
ローカルとグローバルの「間にある都市」 
空間と時間の「間にある都市」
都市と自然空間との「間にある都市」



第二の近代における都市―第2版へのあとがき
都市開発における「不確実性―決まらないこと」との付き合い方―第3版へのあとがき
監訳者あとがき(日本語版の初版、2006年)
日本語版再版への監訳者あとがき―この本の再版の意味

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内容説明

大都市、中小の都市が規模に応じて機能分担をし、ネットワークをつくる。中心部と郊外がありその狭間に農地や山林が介在する。このような歴史的に形成されてきた都市のイメージが崩れ中心部はシャッター街、自動車の利用が街を拡散し、郊外を貫く幹線道路沿いに都市機能が展開する現在、人口減少と進む高齢化から「都市をたたむ」ことが差し迫った課題となっている。

 技術革新により、産業構造もライフスタイルも大きく変化し、従来の認識の枠組みでは、現代の広域生活圏を捉えきれなくなり、そのため質を高めることもできなくなってきている。本書はドイツの豊富な都市計画の事例を基に、今までとはまったく違った広域空間イメージ、 Zwischenstadt (間にある都市)という概念により、この事態に対応し、空間デザインに焦点を当てることによって、新しい広域計画、地区の計画の可能性を引き出す。

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